中川純市税理士事務所

相続は相続税だけではない

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相続は相続税だけではない話【ある喪主の話(前編)】

相続は相続税だけではない話(前編)

2023/10/302023/12/31

目次

    初めての相続・・・・

     相続が発生すると手続き関係が色々あります。初めて相続の手続きをしてお聞きした体験談を書きたいと思います。被相続人は実父(86歳)、相続人は実母(85歳)、実姉、本人の3人です。なお、両親は2人住まい、子供達は、独立していますが、ご本人様(以下:本人)は町田に住んでいます。今年の前半からお父様は入退院されていたので、相続の準備はできていた方だと思っています。

    相続税

    【相続税の申告要否判定コーナー】国税庁HPで確認できます。

    ※遺産に係る基礎控除額=3,000万円+(600万円×法定相続人の数)=4,800万円なので、今回の相続は、相続税なしと判断しております。

    式場の手配、業者との打ち合わせ

    時間がない

     実母が高齢のため、喪主は本人になりました。葬式の業者は、両親が葬儀業者の会員ということもあり業者は即決するも、家族葬or一般葬の選択があります。両親の地元の参拝者もあるので一般葬に決定。勿論、喪主も初めての経験です。業者にお任せだったそうです。親戚等の援助もあり打ち合わせ等はスムーズに終わったそうです。また、地元の新聞、ケーブルテレビに亡くなった旨の掲載をするそうです。家族葬であれば、葬儀が終わった後に掲載ですが、葬儀前に掲載することよって新聞、ケーブルテレビで父が亡くなったことを知る方もいます。葬儀で昔からの父の友人、父にお世話になった方々が参拝されました。一般葬にして良かったと思う瞬間でした。

    地元の役所の手続き(地区センターがあれば便利)

     葬儀も終わり、これから諸々の手続きの本番です。被相続人の郵便物や通帳を見て関係のありそうなところを電話したそうです。ネットで調べてもいいのですが、手っ取り早いそうです。本人の近所に市役所の地区センターがあり、その窓口で手続きの種類、必要な書類及び窓口(問い合わせ先)の記載されたペーパーを入手し、それに沿って電話連絡するとスムーズに!父の戸籍謄本(生まれた時から死亡まで)もここで申請できました。被相続人の住民票の除票も一緒に午前に申請し、午後には入手しました。被相続人は、本籍、住所も同一市内でしたので早く取り寄せができたと思います。

    ちなみに、町田市のホームページにもありますので、参考にしてください。

    年金事務所

    父の意外な過去がわかる

     市役所に問い合わせし、年金事務所からの連絡、予約して事務所で手続き。本人は、被相続人の職業は自営業だと思っていたので、年金事務所から遺族年金があると聞いて驚いたそうです。国民年金のみと思ってましたが、厚生年金を納めていた時期がわずかながらあったということです。

     参考ですが日本年金機構のHPです。

    法定相続情報証明制度の活用

    法定相続情報一覧がオススメです。

     法定相続情報証明制度の手続き(具体的な手続きについて

    1. 必要書類の収集はこちらから。
    2. 作ってみましょう!法定相続情報一覧図。様式と記載例があります。
    3. 申出書の記入、登記所へ申出・具体的な手続き・STEP3に様式と記載例があります。
    4. 全て揃ったら法務局へ行きましょう。本人は、被相続人の本籍地に行って提出しました。提出時にチェックされますが、特に指摘事項はなく、3日後無事交付されました。参考までに、間違いがあった場合は、補正等の電話があるらしいです。また今回のように指摘事項がなかった場合、一覧図は自分でエクセルで作成したものが交付されます。

    前半のまとめ

     ここでは書いていませんが、喪主なので参拝者への挨拶があります。挨拶の内容は、ホームページにありますから参考になるそうです。初めての喪主にとって葬儀等の立ち振る舞いを教えてくださったのは葬儀業者の担当者です。本人曰く、担当者のおかげでピンチを切り抜けられたそうです。

     よく相続の本等で、死亡診断書や火葬場許可をとると書いてありますが、これも葬儀会社のサービスの1つでしたので、氏名等を記載しただけでした。

     市役所・法務局・銀行・農協とタイトだったそうです。他にも墓石の選定、見積もり、位牌の購入と今まで経験ありません。四十九日法要がこの先にあります。

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